TOPICS
OVERVIEW
量子ネイティブ育成センターでは、量子ネイティブの育成を目標に、理学、工学、情報科学など全学を対象にした教育を進めていきます。大学1・2年生を対象とする「アドバンスト理科」と、素粒子物理国際研究センター・情報理工学系研究科が連携し、学部から大学院へとシームレスにつながる教育プログラムを実施することで、社会実装や産業への応用、学術分野での量子研究を主導する人材の育成を目指します。
量子ネイティブ
育成センター
Q-Native Education Center
育成センター
- 総合文化研究科
- 工学系研究科
- 素粒子物理国際
研究センター - 理学系研究科
- 情報理工学系
研究科 - 新領域創成
科学研究科
MEMBERS
量子ネイティブの育成と量子コンピュータの利活用を進めていくためには、さまざまな学術領域の知を結集する必要があります。東京大学は、情報理工、先進科学、物理、化学、工学の各分野で第一線にいる研究者を結集し、シカゴ大学との戦略的パートナーシップ(量子分野)を軸に、教育と研究の両面で量子技術の開発と応用を強力に推進するとともに、先導的な役割を果たしていきます。
PROGRAM
2年目にあたる2022年度は、新たに全学の後期学部生を対象に「IBM Quantumを用いた量子コンピュータ実習:ハードとソフトで学ぶ」を実施しました。この講義では、量子コンピュータの応用可能性と量子実験の面白さを直接体感することで、量子技術の研究へと進むための起点となる授業を目指しています。まず、量子コンピュータを使ったソフトウェア実習と超伝導量子コンピュータ等の代表的な量子系の基礎について学び、さらに希望者を対象として、超伝導量子コンピュータを用いたハードウェア実習も選抜形式で行いました。
講義
「IBM Quantumを用いた量子コンピュータ実習:ハードとソフトで学ぶ」
Quantum computer training using IBM Quantum: Learn with both hardware and software
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対象:全学の学部3,4年生
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時期:前期 S1S2ターム、木曜1限(8:30-10:00)
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単位:2単位
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想定
受講者数:80名程度 -
講義内容:
超伝導量子コンピュータを用いたハードウェア実習は、東京大学とIBMが浅野キャンパスに設置したハードウェア・テストセンター「The University of Tokyo – IBM Quantum Hardware Test Center」を活用しました。同センターは、2019年12月にIBMと東京大学が発表した「Japan–IBM Quantum Partnership 」に基づくもので、量子コンピュータのコンポーネントの試験用に構築した、より大規模な量子コンピュータの動作環境を再現するプラットフォームです。同センターの教育利用はパートナーシップの3つの主要な柱の一つであり、教育利用を通して量子ネイティブ人材育成を加速することを目指します。
CONTACT
授業内容についてのご意見やご質問は、いつでも歓迎します。
事務局(東京大学素粒子物理国際研究センター)まで、下記アドレス宛のメールでご連絡ください。